自分のために泣くということ 逢沢りく と バケモノの子、楓の共通点と相違点
たまたま、某フリマサイトで出品されてた本をみて
はて、どこかで…
…まじで今月もうやめよう衝動買い。
月の請求見たくない。逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。
主人公の逢沢りくは、才色兼備な都会っ子
父はおしゃれなアパレル?業。
母も同業同社だったけど、今は専業主婦。
よくある都会の核家族。
そして、よくあるちょっと歪んだ感じが、りくの目を通して描かれる。
よくある、
"子どものために"自己犠牲&こどもに自己投影
そのよくある歪さは、
ママってほんとめんどくさい
という、りくの言葉で表される。
りくは、普通の子。才色兼備だけど、それだけで、普通の子。
普通に親の求めることがわかって、普通に親の求めることをどうしたら自分で体現できるかわかってる。
そのインプットとアウトプットの精度がちょびっとだ高い、ただそれだけの子ども。
で、その方法の十八番が、泣くということ。
いやー齢14,5にして女の武器といわれるものを自在に操るとは、
逢沢りく、恐ろしい子!
で、あらすじはめんどいんではぶくんですけど(笑)
結局、彼女が
人のために泣く→泣けない→自分のために泣く→人のために泣く
ってルートを辿る物語なんですけど、
って、おい、ループしてるがな!って感じですよね。
初期の人のために泣く、と最後の人のために泣くって展開としては同じなんですが、
その中身がちょっちだけ変化します。
逢沢りくでは、本中では台詞は多いけど、説明は大分少ない。
で、これ読んでてふと思い当たったのが
バケモノの子の、楓。
楓は逆に劇中では懇切丁寧にセルフでナラティヴってくれてましたね。
あ、眠いので続きはまた後で。